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ニッシンのストロボMG80Proリサイクルタイムの速さを100均のアルカリ電池で試してみた - By fumi



こんにちは、fumiです。


MG80proと言えばニッシンのクリップオンストロボ最上位機種ですが、メーカー推奨のリチウムイオン充電池を現場に忘れたとき、皆さんならどうしますか?


多分、一見コスパが高そうな100均のアルカリ電池を買いに行くと思います。


しかし、メーカー推奨でない以上リサイクルタイムが仕様よりも劣ってしまう可能性大です。


行った先でそんなトラブルにはあいたくないので、今回はニッシンのストロボ、MG80Proに100均のアルカリ電池を使用してリサイクルタイムがどれくらいなのかレビューをしたいと思います。


サイ:メーカー推奨がリチウムイオン充電池だけど買ったとしても持っていくの忘れたりすると困るよね。

カモ:100均の電池ならいろんな所で手に入るけど肝心なリサイクルタイムが悪かったら意味ないもんなぁ


こんな感じの記事です


MG80Proのフル発光(1/1)の時、100均のアルカリ電池使用してリサイクルタイムがどれくらいなのか検証し、常用で使えそうか判断します。



目次

ニッシンのストロボMG80proに使用する100均のアルカリ乾電池はコレ

セリアの乾電池になります。


三菱電機の製品なので一応安心なのかな?


中華製ではないというだけで極々一般的なアルカリ乾電池であります。


amazonでも売ってましたが8本入りで400円くらいしたので当然100均にGOしたほうがいいわけです。


MG80proは乾電池でも使用できますが、果たして一番入手しやすい100均の乾電池でどこまで使えるんでしょうか。


ニッシンのストロボMG80Proの仕様書から最遅発光間隔を確認

ニッシンのストロボMG80proの推奨電池に対するリサイクルタイム(発光間隔時間)のカタログ表記は下の通りです。


 

電源:単3型ニッケル水素充電池4本(別売)または14500サイズ 保護回路付きリチウムイオン充電池4本(別売)*2

発光間隔:約0.1〜約3.0秒(単3型ニッケル水素充電池使用時)・約0.1〜約1.2秒(14500型リチウムイオン充電池使用時)


 

ニッケル水素準電池でもいけますが、最遅発光間隔はリチウムイオンよりも倍以上遅いですね。 そんなリチウムイオン充電池の最遅発光間隔は約1.2秒なので、これが1/1フル発光のリサイクルタイムと判断していいんじゃないでしょうか。 この仕様表から推測するとアルカリ乾電池はかなり分が悪そうですが、今回の検証でどう出るか楽しみです。


ニッシンのストロボMG80proの検証の条件


機材


MG80Proはまだ発売間もなくcanon用しかないので私のカメラではスレーブ機能でしか使用できません。


まぁ、私の場合オンカメラで使用することはまずないので問題ないです。


 
  • ボディ・・・・・Lumix DC-G9

  • レンズ・・・・・LEICA 12-60mm/F2.8-4.0

  • コマンダー・・・ニッシンAir10s

  • ストロボ・・・・ニッシンMG80Pro

 


ストロボ設定

 
  • 発光・・・・・マニュアル

  • 照射角・・・・24mm固定

  • 光量間隔・・・1/1, 1/2, 1/4, 1/8, 1/16, 1/32, 1/64, 1/128, , 1/256

 

ニッシンのストロボMG80proの検証方法

スマホのストップウォッチ機能を利用します。


左手親指でストップウォッチ、右手親指でシャッターボタンを同時押しという原始的で精度の低いやり方ですがご理解ください。


最初の発光開始からMG80Proのチャージ完了サインを計測します。


ニッシンのストロボMG80proの検証結果

※1・・・3回連続までは約0.7秒、その後約2秒チャージ後再び3回連続約0.7秒を繰り返す。

以上が検証結果となります。


緩やかに変化していくわけではなく、1/8から1/32で激変する感じですね。


リチウムイオン充電池と比較すると


最遅リサイクルタイム、すなわちフル発光に近づけば近づくほどリチウムイオン充電池には歯が立たなくなってきますね。


加えて検証中にアルカリ乾電池の電圧低下を示す黄色点滅が何度か発生しました。


リサイクルタイムの低下に加えて動作不安定になることを意味しています。


まとめ

今回の結果をもう一度まとめますと、

 
  • 最速リサイクルタイムはほぼ変わらない

  • 最遅リサイクルタイムは約5.5秒と4.5倍ほど遅くなる

  • 電圧低下による動作不安定が起こる

 

このことから常用で100均のアルカリ乾電池を使用するのは避ける、もしリチウムイオン充電池がないような緊急時の場合はパナソニックのエボルタネオのような電力低下の少ない長持ち電池のほうがいいと思います。


因みにメーカー推奨のリチウムイオン充電池と充電器ですが、動作確認できているものは以下になっています。

 

動作確認済み充電池: KeepPower 14500 リチウムイオン充電池(保護回路付)840mAh(P1450J)日本製セル・繰り返し回数500回※ KeepPower 14500 リチウムイオン充電池(保護回路付)1000mAh(P1450C2)中国製セル・繰り返し回数300回※


動作確認済み充電器: MiBoxer C4急速電池充電器(1〜4本同時充電可能) MiBoxer C8急速電池充電器(1〜8本同時充電可能) MiBoxer C4-12急速充電器(1〜4本 x3A同時充電可能) ※上記充電器は14500以外のサイズにも対応しているため、端子形状の関係で電池を少し浮かせてセットしないと充電できないことがありますのでご注意ください。 ※リチウムイオン充電池は、一般的なニッカド充電池・ニッケル水素充電池専用の充電器では充電できません。


 

100均の電池の場合は単価が安いですが、以上の結果からすぐに電力使い果たしてすぐに交換を余儀なくされます。


意外にもリチウムイオン充電池の単価はそんなに高く感じなかったし、メーカー推奨で安全なのでそっちの方がコスパは高いと思います。



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